骨折の見分け方

 

骨折の症状

1 痛みが強い 

骨の周囲には、痛みを感じる神経がたくさん集まっていて、尋常でない痛みがあります。夜も眠れ ないほどです。そして痛みは骨折部に限局しています。

2 腫れが強い

内出血を伴い、大きく腫れます。特に怪我してすぐより、1日たったほうが腫れます

3 介達痛

骨折した骨を圧迫したり、動かしたりすると強い痛みを生じます。

4 変形

骨折した骨がずれていれば、見た目で変形があります。

だいたい、これらの症状で判断しますが、経験による主観が大事です。歩けるから、動かせるからと言っても骨折している場合があります。骨折を疑ってから、エコーやレントゲンで確認します。これらの画像でも、撮影方向や設定が違うと、骨折が判断できないこともあります。注意深く見ることも大事ですが、必要であれば、MRIやCT検査を、設備がある医療機関に依頼し、判断しますのでご安心ください。

  骨折の治療

    

エコー・レントゲンで骨折を確認後、折れた骨を元に戻す

整復(reduction・reposition)をします。

ギプスやシーネ(板のようなもの)を使い、その骨折にあった

固定(fixation)をおこないます。

毎日経過を観察し、早く骨が修復するように電気治療をおこないます。(通常の1.5倍で修復します)

リハビリテーション(Rehabilitation)

固定をはずし、固まった関節をほぐします。

関節可動域訓練(Romexercise)

弱った筋肉を強化(athleticrehabilitation)

骨が再生し、日常生活に問題なくなったら、治癒です。

手術を必要としない骨折であれば、圧倒的に保存療法が有利です。患者様の負担も少なくて済みます。一度ご相談ください。

  
  骨折のアラカルト


前腕骨下端骨折(コーレス骨折)

整復前、整復後、(エコー像)          固定後(レントゲン画像)