アキレス腱断裂 当院では手術することなく保存的に治します。手術に劣らない成績です。 | ![]() |
アキレス腱は保存療法で治りますが、短い固定期間や、最初から簡易な固定では、再断裂の危険 性があります。人体のなかで一番太い腱であるアキレス腱が再生するには十分なコラーゲンの生成が必要です。
最近、安易な早期歩行療法を唱える人がおりますが、再断裂した例をたくさん知っています。整形外科の領域では常識です。その危険性を十分認識して、治療法を選んでください。当院では徐々に固定を簡素化し、再断裂のリスクを軽減しています。数々のアキレス腱断裂を治療してきましたが、再断裂は1例もありません。せっかく再生してきたアキレス腱を再断裂させては、元も子もありません。便利で簡単な方法だけでなく、私どもは、安全で確実な方法を選択していきます。
「当院の治療法」
![]() ![]() | 筋の緊張を取り除き、リラックスした状態できれた断端を寄せます。 整復 腱の修復具合をエコーで確認しながら、治療できるので安心してください。 |
![]() ![]() | 寄せた断端を、テーピングで抑えます。ギプスシーネで、前面、後面からサンドイッチして固定します。 |
![]() | 次回より、後面のシーネを外し、電気治療をおこない腱の修復を早めます。 早い時期から状態にあった、リハビリテーションを行ないます。 |
![]() | 8~9週間で、ギプスシーネをはずし歩行しますが、補助的な装具や、前面のギプスは使います。 修復した腱の強度は完全ではないため、再断裂に注意が必要です。 |
![]() | 11~14週で完全に固定をはずし、ストレッチングや強度の筋力トレーニングをします。 予後は良好です。 |
*アキレス腱断裂は、手術か保存(手術なし)か賛否両論ありますが、圧倒的に保存療法のほうが優れています。手術を希望されない方はご相談ください。
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