繰り返す腰痛にお悩みですか?

 
腰痛と一概にいっても、原因によって、治療法も変わってきます。急性期には安静が必要であり、それが過ぎてから、ストレッチング、矯正を行うのが理屈に合っています。急激な骨盤矯正などにより、悪化させる場合が、整形外科の論文により指摘されています。

医学的根拠に基ずく治療を行わなければ、逆効果ですね。当院では、自院での検査のほかに、提携医療機関で、MRI検査、CT検査、レントゲン検査を必要であれば行います。不安であれば、いつでも対応いたします。他院からのセカンドオピニオンも可能です。一度ご相談ください。

  1. 急性期には、独自の装具・コルセットで安静を維持します
  2. 痛みの具合を診ながら、独自の体操療法を施行し、筋肉の緊張を除きます
  3. 絶対に悪化させない骨盤矯正を行います
  4. 腰を支えるための筋力トレーニングを施行します

腰痛の疾患についてご紹介申し上げます。

    いわゆるぎっくり腰

腰は5個の骨による関節です。(中には6個の人もいます)ほかの関節と同じように、靭帯や筋肉の補強によって、安定を保っています。しかし、筋のアンバランスによって、痛みを発症する場合がございます。首の寝違えと同じです。これを筋・筋膜性腰痛といいます。立位では、どうしても、この部分で体重を支え、姿勢を維持しなければならないので、負担がかかってしまいます。急性期には、安静を保ち、炎症がおさまってから、筋力のトレーニングを行っていきます。特にインナーマッスルである、腸腰筋は重要で、この部分強化が、今後の再発を防いでくれます。当院では、自宅でできる体操も含め、指導していきます。

 

    腰椎分離症

成長期のスポーツ少年の腰痛に多々ございます。腰椎という背骨のわっかになっている所が、過度のスポーツなどで、疲労骨折し腰椎が不安定になり、腰痛を起こします。この症状の患者さんを無理に、カイロプラテックなどで矯正すると、分離が悪化し問題です。中学生から高校生の腰痛に対し、当院では慎重を期します。必要であれば、CT検査を依頼します。見つかれば、骨融合を促進させる電気治療、股関節などのストレッチング、腹筋、背筋の強化を指導します。一番いけないのは、回復期における腰椎の回旋です。よく理解いただけるように、保護者の方に、ご説明申し上げます。

    当院の症例
 
    腰椎椎間板症
 
腰椎の間にある椎間板という、クッションの役割をする繊維軟骨の変性、損傷が原因で発症する腰痛です。損傷が過度に起こると、ヘルニアになってしまうことがあるため、この時期に治療するようにしたいですね。大丈夫です。治りますよ。

 

   腰椎椎間板ヘルニア

 上の状態の椎間板よりさらに進行し、髄核というゼリー状の中身が飛び出したものをいいます。しかしながら、現在の研究では、時間をかけて保存療法を行えば、90%以上は手術をしないで、治ってしまうと報告されています。同じような外力が加わるのを防ぎ、炎症が収まるのをまつ。飛び出した髄核はマクロファージという貧食細胞に捕食され、消えていきます。大事なのは、不安定を要した腰椎を、筋力により安定させることです。当院では独自の体操を指導します。治療と併用すると効果は大きくなります。

 
患者さんと相談のうえ、原因の究明し診断の断定するためにMRI検査を、提携医療機関に依頼することもできます。安心して、御加療ください。
    腰椎圧迫骨折
 
なかなか痛みが取れない腰痛に、椎体の圧迫骨折がございます。特にお年寄りに多く、いつの間にか骨折などと呼ばれています。長く続く疼痛は、一度MRI検査をお勧めしています。
その後、医療機関で、同意を得て、施療していきます。超音波療法、腰椎装具療法など併用して、患部の骨癒合を図ってまいります。時間はかかりますが、検査で経過をおいながら、治療してまいりますので、ご了解ください。
   腰部脊柱管狭窄症
 
腰部の脊柱管という、神経のくだが、腰椎の変性、ずれ、靭帯の肥厚、椎間板の後方突出により狭くなり、そこを通る神経が、圧迫をされたり、刺激されたりして、症状を発症します。
代表的な症状は、間欠性跛行といって、長い距離が歩けません。100メートルくらい歩くと、両足にしびれが強くなり、椅子に座ったりして、腰部を前屈すると、軽くなります。間欠的でないと歩けないという意味です。構造的に腰椎を前屈すると、脊柱管が広くなり、神経が開放されるわけです。
保存的治療は、腰部の筋の緊張をとり、腰椎のけん引を行います。しびれに対する、対症療法として、温罨法、電気治療などを行います。現状を悪化させないように、経過を診ていきますが、痛みによっては、手術を含めた相談を、専門医に依頼します。
 
    内科的疾患
 
 内科的疾患で腰痛を発症する場合もございます。この場合は、接骨院、整骨院で治療するべきものではありません。しかし、実際に受診する患者さんもいらっしゃいます。
われわれは、鑑別診断をして、速やかに専門医に、委ねなくてはいけません。
代表的なものに、尿管結石、腎結石がございます。急性の腰痛のように症状を発しますが、痛みのでかた、例えば排尿時、強い痛みが長く続き繰り返す場合、圧痛の場所が腎臓に限局するなど、特徴がございます。丁寧な問診と、当方の経験により判断し、専門医を紹介させていただきます。
そのほかにも、内臓疾患により、関連痛といって、背中や腰に痛みが出る場合がございます。
これは、脊髄の反射により、運動神経が刺激され、特定の筋肉などに緊張性収縮を促し、そこが痛みを発生させる。この状態は、なかなか筋肉の過緊張が取れず、痛みが持続しています。
この状態を経験から判断し、診察や、治療中に、検査や内科受診を勧めることもあります。主治医がいなければ、当方でご紹介もうしあげます。安心してください。