骨折

 外顆骨折、ポット骨折、踵骨骨折、靭帯付着部の裂離骨折、小児骨端線離開など骨折にも種類があります。数々の骨折を経験してきましたが、対応は可能です。

近医と連携して、処置を行ってまいります。安心してください。

はかにも足首の痛みには、いろいろな疾患がございます。少し解説いたします。

  腓骨筋腱脱臼

捻挫と間違えてこの腱の脱臼がたまにあります。外くるぶしの後ろにバンドで抑えられているこの腱がありますが、バンドが切れて脱臼する場合があります。捻挫と同じ治療法ですと改善しませんので注意が必要です。

  二分靭帯損傷

足首関節の少し前にこの靭帯があり、損傷している場合があります。テーピングや副子固定の範囲が少し変わり、前足部まで固定しなければなりません。

  足根洞症候群

純粋な足首の関節の下に、距骨下関節という関節がございます。そこには空洞があり「足根洞」と呼ばれる部分があります。ここの靭帯損傷(骨間距踵靭帯)の後遺症で痛みが発生するものです。固定には、足底板といわれる板を足の裏にあてるのがいいでしょう。

  距骨骨軟骨損傷

捻挫と同じ外傷で発生します。足首の軟骨同士がこすれ合い発生すると思われます。症状は、捻挫のようですが、荷重で痛みが発生し、腫れもなかなか引けませんので、その場合、これを疑う必要があります。初期においては、シーネ固定と免荷が大事です。

  外脛骨障害  

足首内側の足底部におこる障害です。外脛骨という骨がスポーツや打撲で痛みを誘発します。当院では、クッションや、テーピングで負担を軽減します。多くの患者さんは、足の縦アーチが少なく、偏平足になっていますので、足底の筋力トレーニングが大事です。

自費になりますが、足底板という装具を作成し、つけていただくと改善してきます。

この足底板は、有痛性偏平足・開帳足にも効果があります。